こんにちは。
いつもありがとうございます。
昨日は2つの、開催をとても楽しみにしていた写真展に
行ってきました。
まず初めに富士フイルムフォトサロンで8月4日まで開催の
APS展「光と空間」建築の美partIX
を観ました。
私の好きな物の一つ、「建築」
まさしく建築の美が溢れていました。
50名の建築写真家の作品です。
構造物の美しさ、撮影技術、写真家独自の切り取り方、プリント
どれもすばらしい。出るのはため息ばかりと言う至福の写真展でした。
中でも当ギャラリーにお見えになった山本シンセイ氏の作品は
お人柄を知っているからか、特に印象深く拝見いたしました。
タイトル「幻想の館」はフランスのシャルトルでの撮影との事。
私はフランスと言うよりも無国籍のどちらかと言うと
イスラムの影響を受けたような暗く妖しい空間に惹かれました。
次にこれも私の大好きのものの一つ「オーロラ」の写真展です。
福岡市美術館で8月7日まで開催の松澤一寛オーロラ写真展
「オーロラの舞い降りる街~イエローナイフ」
オーロラ写真を中心に約40点。
広い会場がオーロラで埋め尽くされています。
松澤氏のお話を聞くことができました。
プリンターはエターナルラボの道園広治氏。
テストプリント後の打ち合わせを経て大満足の仕上がりとの事。
やっと春がめぐってくる頃が最もオーロラに出会えるチャンスが多いとの事。
その頃イエローナイフに生きる人々も浮き浮きとしている事。
最も好きな作品は「誰にも言ってないんですが」
とおっしゃって、一枚の作品の前に。
そこには壮大なオーロラをバックに
暗闇にたたずむ一軒の家。
この家の右よりの窓からなんとも暖かいオレンジ色の灯りが
こぼれていました。
何世代もこの極寒の地に、暮らしてきた人々の暖かさと
自然との調和が伝わってくるような作品です。
オーロラと言えば深い森と真っ白い雪、満天の星。
そこに刻々と姿を変えながら流れる光のカーテンですね。
あのグリーンもあり、白っぽい色、赤っぽい色・・・。
真夏の7時過ぎに(7.8月は19時30分まで開場)
北極のオーロラを堪能することができました。
オーロラが出た時に耳の奥に確かに音を聞いたとおっしゃいます。
理論上は空気が薄いため音は伝わらない、
機械はキャッチできないそうですが、
そこに人間がいるからこそ
聞こえる音なんじゃないかと思います。
私達人間は現実に地球に生かされており、
宇宙の仕組みは理解できなくても
自然界はこんなにも美しい。
あらためて地球をいとおしいと思いました。
マイナス20度以上と言う極限状態での撮影を繰り返されての
松澤氏の初個展です。
今後もご活躍を楽しみにいたしております。
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